どんな状態が糖尿病なのか
糖尿病、という病名はご存知でしょうか?
ここ近年、この言葉をよく耳にしますよね。
別名「ぜいたく病」なんていわれることもあります。
糖尿病は、男性ばかりでなく、老若男女問わず、
言葉を耳にしたり、検査をしたりしているのではないでしょうか。
若い方でも検査の経験があるかたも多いでしょう。
糖尿病とは、名前のとおり「尿に糖が出る病気」と
認識したり、イメージしてしまいがちですが、
実は、これには間違いあります。
正しくは「血糖値が高い状態が続く病気」です。
確かに、ある一定の血糖値の高さになると、尿に糖が出ます。
この状態はかなり糖尿病が進行しているからなんですけど、
尿に糖が出るだけなら「疑いがある」だけで
血液検査をしないと、糖尿病かどうかは判断できません。
血糖値が高い状態が続くと、
とってもコワイ合併症がたくさん起こるんですよ…。(>_<)
血糖とは?血糖値とは?
糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気、
しからば「血糖とは何か?」という疑問が沸きますよね。
血糖とは、「血液の中のブドウ糖」のことです。
その濃度が「血糖値」で示されます。
ブドウ糖という言葉になると、身近になりますよね。
清涼飲料水などの原材料などで、
ブドウ糖という文字を見たことはありませんか?
ブドウ糖とは「食べ物の糖質が分解されたもの」です。
糖質と言うと、お砂糖ばかりをイメージしますが、
お米やパンなどの「でんぷん」からも摂取されます。
食べ物を食べると、食べ物から糖質を摂取します。
糖質のままだと、体が吸収できません。
ですから、消化過程で分解され
ブドウ糖とカタチを変えて、小腸から吸収します。
吸収されたブドウ糖は、血液に乗って全身に運ばれます。
このようにして、血液の中に血糖が作られています。
ブドウ糖が果たす重要な役目
血液中に溶け出して、全身を巡る血糖。
血液に溶け出す前はブドウ糖と言うのですが、
この、ブドウ糖、一帯どんな役割があるのでしょうか。
増えすぎると糖尿病という嫌われ役になってしまうのですが、
体にとってとても大切な役割を果たしています。
なくてはならないものなのです。
ブドウ糖は、教科書のように一言でまとめると…、
「生命活動のエネルギー」だそうで。(^^;;
こんなの、わかりにくいですよね。(=_=;;
具体的言うと、息をしたり、体を動かしたり、考えたり、
こんなことは全て、ブドウ糖のおかげ。
ブドウ糖は、人が生きていくために必要な栄養素です。
特に、脳や神経に関しては、唯一の栄養素となりますので、
不足すると、生きること自体難しくなるという
とても大切なものなのです。
とはいえ、ブドウ糖は、意識しなくても、
普段の食事で摂る食べ物から摂取しやすいものなで、
普通に生活していれば、不足することはほとんどありません。
そう、逆に「摂り過ぎ」が問題になってくるわけです。
肝臓はブドウ糖の出荷格納庫
ブドウ糖を取りすぎてしまうとどうなるか?
実体験でわかる方もいらっしゃるでしょうが…。(^^;;
体内で何が起こっているのか、
しくみをひとつづつ追っていきましょう。
ブドウ糖は、糖質が食べ物から体内に入った後、
小腸が吸収できるカタチに分解されたものです。
吸収されたブドウ糖は、血液に溶け込んで血糖となります。
血糖になって、次に行くところは、肝臓です。
肝臓には、血糖を溜めておくことが出来る収納庫があります。
ここに蓄えるのは、エネルギーが不足した時に使うためです。
ただし、蓄えておくためには、
血糖のカタチを変えなくてはいけません。
ます、血糖からブドウ糖に、
そして、ブドウ糖がいくつも繋がった
グリコーゲンというカタチにして蓄積します。
逆に、必要に応じて、このグリコーゲンを血糖に変えて
また血液中に戻し、エネルギーの素にします。
このコントロールは、全て肝臓が行っているんですよ〜。
蓄えたエネルギーは肝臓や筋肉、
この他、肝臓は脂肪にも変えることができ、
エネルギーを大切に貯蔵しておくのです。
うーん、でも、個人的には
脂肪には変えなくてもいいと思うんですけどねぇ…(^^;;
インスリンが血糖値を下げる
肝臓が血液中の血糖を蓄えたり、エネルギーにする
役目を果たていることが解りました。
しかし、これも肝臓だけでは、
スムーズにその役目をこなすことができません。
必ず、パートナーが必要なのです。
そのパートナーこそ「インスリン」。
聞いたことありませんか?
インスリンという言葉だけでも、耳にしたことありますよね?
糖尿病治療に欠かせない言葉です。
インスリンは、すい臓から分泌されるホルモンです。
ほ〜!ホルモンなんですね!
インスリンは、血糖を消費したり、蓄積するために必要で
肝臓や筋肉、脂肪にブドウ糖を取り込む役目を持っています。
すなわち「血糖値を下げる役目がある」のです。
この仕事ができるのは、唯一このインスリンだけ。
例えるならば、肝臓がブドウ糖を溜めるタンスならば、
インスリンが引き出しのようなものです。
このインスリンを使って、肝臓が血糖の管理をしているのです。
インスリンの正常な働きとは
ところで、血糖値って、自分で意識して上げ下げしますか?
普通、普段は意識はしない、当たり前なのですよね。
私たちの体の血糖値は、常に変動しているのですが、
すい臓が、血糖の上昇・下降のタイミングを見計らって、
インスリンを上手に分泌して、調整しています。
血糖値は、食事を食べた後や、おやつの後に上がります。
基本的には、何かを飲んだり、食べた後に高くなるものです。
しかし、食後に上がった血糖値は、
肝臓とインスリンの働きによって、すぐに下がります。
逆に空腹が続いたり、食事を抜いたりしても、
肝臓が、蓄えておいたグリコーゲンを使って回復します。
インスリンを使ってブドウ糖に変え、
血糖として血液に吸収させます。
これによって、血糖は下がり過ぎることもありません。
このような非常に面倒な仕事を、
24時間休まずにカラダがしてくれているので、
健康な人の体の血糖値は、一定の範囲内に収まるのですね。
改めて、カラダって、すごいですよね…!d(-_^)
インスリン分泌に異常があると?
ここまでの体の中のしくみをおさらいすると、
体に必要なエネルギーがブドウ糖で、
そのブドウ糖が血液中に溶け出すと血糖となり、
その血糖をエネルギーとして使ったり蓄えるために
肝臓が、すい臓が分泌するホルモン「インスリン」を使って
コントロールしている…
はぁはぁ…εー(´`;)
ということは、血糖値を下げるインスリンが
正常に正しく分泌されないということは、
血糖のコントロールが正常に出来ないということになります。
ということは、血糖が上がりっぱなし…。
そう、ここで糖尿病に戻ります。やっとですね。(^^;;
糖尿病では、何らかの理由で、
このインスリンの分泌が正常に行われなかったり、
働きが悪くなっているために、高血糖の状態が続くのです。
この原因には、インスリンの分泌が遅い、量が少ないなどの他に、
量は十分だけれども、働きが悪いなど、原因は人ぞれぞれです。
その原因によって、糖尿病は4つの種類に分類されます。