合併症があるときの食事療法
糖尿病だけでなく、合併症を発症している場合は、
量と質だけ守って、好きなものを食べてOK!ルールが
一切使えなくなります。
ほとんど併発してしまいますからね…。(^^;;
合併症がある場合は、糖尿病とはまるで逆です。
糖尿病の食事療法よりも、キビシイルールに従って、
食事療法を進めていかなくてはなりません。
例えば、糖尿病腎症がある場合、たんぱく質の摂取に
制限があるため、お肉や魚、豆類に制限が出ます、
また、高血圧の場合は、そうです、減塩する必要があります。
脂質異常症の場合は、油っこいものを
極力取らないように気をつける必要があります。
糖尿病に何の病気が合併しているのか、
それだけで食事療法の内容は大きく変わりますので、
医師や管理栄養士としっかり話し合い、
指導を受けて治療しなくてはならないのです。
食事のとり方を正しくしよう
食事療法で大切なのは、1日3食を規則正しく摂ることです。
食事のタイミングを一定にすることで、
インスリンの分泌もリズムが良くなりますので、
血糖のコントロールがしやすくなります。もちろん、効果も上げやすく、
治療にも大いに役立つことでしょう。
つい、朝が忙しいと朝食を抜きがちですが、
朝食こそ、しっかり摂るように心がけたいものです。
食事のとり方で気をつけたいことを挙げておきます。
当たり前のことばかりですので、気負わずに実行してくださいね。
◆1日の摂取エネルギーを均等に3食に分けましょう。
◆よく噛んでゆっくりと食べましょう。
◆精製度の低い食材を使いましょう。(玄米、全粒粉など)
◆間食を摂る時は、補助と割り切って、摂り過ぎないように。
食事療法で守りたい3つの約束
食事療法を進めていく上で、3つの原則があります。
この原則のもとに、食事療法が進められていきますので
しっかりと頭に入れておいてくださいね。
【摂取エネルギー量】
自分のカラダ、運動量にあわせた
1日の摂取エネルギー量の目安を把握しましょう。
あまり厳密になる必要はありませんが、
食事量を調節する目安になります。
【栄養バランス】
1日の摂取エネルギー量を全てお米だけで摂ってしまうなど
あまりにも極端なことをしていると、栄養バランスが大きく崩れて、
血糖コントロールどころではなくなりますよね。
ごく少量の食品に偏らないように、
1日30品目を目指して広く浅く材料を選ぶようにしましょう。
野菜や海草は食事療法の強い味方となってくれます。
【食事のとり方】食事を抜かず、規則正しく食事を摂りましょう。
間食は基本的にはNGですが、
食事と食事の間が空く時などは間食を上手に取り入れましょう。
外食をする時のポイント
食事療法をしていても、
外で食事を摂る機会は多々ありますよね。
レストランや定食の他にも、お弁当や、
よそでご馳走になることもあるかも知れません。
そんな時に「食事療法をしているから食べられません!」
なんて言うのは、ちょっと考え物ですよね。
糖尿病だから、外食ができないなんてことはないのです。
食べるものを上手に選ぶこと、これが重要ポイントとなります。
外食時の注意点を挙げておきますね。
◆できるだけ、エネルギー量が少ない和食を選びましょう。
◆揚げ物の衣は残しましょう。
◆ごはんは、1〜2割残すことを心がけましょう。
◆少しづつ色々なものを食べられるメニューにしましょう。
◆塩分の多い干物や漬物を摂り過ぎないように。
◆メニューのエネルギー量もチェックしましょう。
外食はどうしてもエネルギーを摂り過ぎてしまう傾向にあります。
もったいない、美味しいキモチは良く分かりますが、
残す勇気も大切です。上手に外食を楽しんでくださいね。
コツは食べる楽しみを忘れない
食事療法を始めると、あまりにも張り切って頑張りすぎて、
途中で、疲れてしまうことがあります。
患者本人だけでなく、家族までもが食事について
アレコレ口を出すようになると、
食べ物を食べること自体が、おっくうになってしまいますよね。
その結果、もっと元気をなくしてしまうことだってあるのです。
食事療法で大切なことは、食べる楽しみを忘れないことです。
好きなものを絶対に食べてはいけないではなくて、
食べるなら、どうやって食べたら
1日の摂取エネルギーの範囲内に収めることができるか
自分なりに工夫すればよいだけなのです。
ただガマンをしてストレスを溜めるなら、
いっそ、上手に食べてしまったほうが満足しますし、
治療を継続することもできますよね。
自分を元気にするための治療が
少しでも、苦痛でなくなりますように。(^^)
つい、食べ過ぎてしまったら?
糖尿病の食事療法で、食べすぎは厳禁ですよ。(^^)
特に、薬物療法を行っている場合は、
食事量によって薬の量は決められていますので、
食事の量が大幅に変わるようでは、
治療に悪影響が出てしまいます。
もし、食べ過ぎてしまったら?
薬物治療をしていない時の食べすぎは、
翌日の摂取エネルギーを控えめにしてください。
もしくは、その日の運動を少し長めにして、
エネルギーを多く消費できるように調整しましょう。
そして、キチンと反省してくださいね。
翌日からは、食事に十分注意するように心がけましょう。
初心忘れるべからず、ですよ〜!
ここで、問題となるのは「後から運動するから食べてもいいや」。
これは問答無用、NGです。ブッブー!!
理由を付けて、食べる量を増やすことは止めてくださいね。
トクホは糖尿病に関係ある?
トクホって言葉、聞いたことありますか?
油とか、ソーセージとか、
最近色々な食べ物にこのマークがついているんですよ。
ちょっと高いものが多いかなと感じます。
これは、特定保健用食品(略してトクホ)と言って、
効果の有効性、安全性が証明された証です。
一定の科学的な試験をクリアしたものに、
厚生労働省が認可を与える食品です。
特徴は、効果をうたった宣伝文句が付けられること。
「コレステロールの吸収をしにくくします」
「血糖値が気になりだした人へ」
「血中中性脂肪の上昇を抑えます」
例を挙げればこんな感じですね。(^^)
とても魅力的なので酢が、注意したいのは
あくまで食品で、病気の薬ではないと言うことです。
商品に書かれている具体的な効果が、自分の病状で得られるか、
検査の値が良い方向に作用するかどうか、
そこまでの保障は全くできません。
トクホを使っているから薬や治療はいらない、
それは大きな誤解です。
あくまで補助的な役割を果たすものと捉え、
毎日の食事で上手に活かせたらよいですね。